先週観たり読んだり


ちょっと時間が空いたので、先週触れたものたち

ちょっと長いので

  • ぼっけえ きょうてえ

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)
★★★★☆(70点)


家に積んであったのを、映画化されるという事で思い出し早速読んでみた。
岡山弁で「とても、怖い」という意味の「ぼっけえ きょうてえ」
正直、怖いと言うよりも、救いの無い「哀しい」の方が大きかった。
4つの短編で構成されているのだが、そのどれもが、お世辞にも裕福で幸せとは言えない
環境に生きる女の人たちにスポットが当たっており、その壮絶な人生に、
”生きてるだけで幸せ”なんて偽善ではないのか?
という思いを痛感させられてしまいました。


物語の構成は非常に上手いと思いました、最後のどんでん返しというか、不幸のダメ押しも予想外。
というかこれ以上悲惨な目にあわせないで、お願いって感じ。
短編にも関わらず、中身が濃い為、4つの長編を読み終わったような疲労感。
フィクションなんでしょうが、ノンフィクションでは?と思えるほどリアルですし、実際そのような目にあった方もいらっしゃったのでしょう。


普通の家庭に生まれてよかった、としみじみ思いました。

スキージャンプ・ペア8 オフィシャルDVD
スキージャンプ・ペア~Road to TORINO 2006~ [DVD]
?????(??点)

オイラの中ですっかりお馴染みとなったスキージャンプ・ペア
3作目なのに8と、劇場版。
8は、正直ネタ切れですね、おまけがつまらないし。
1作目、2作目とまぁまぁだったのに、もうお腹いっぱいかな。
劇場版の方は、ほとんどCGが出てこず、実写でのドキュメンタリーっぽく仕上がってます。
深夜枠の様な内容で、わざわざ映画版にしなくても・・・
とは言え、お馬鹿な事をいたって真面目にするのは嫌いじゃないです。


燃える闘魂アントニオ猪木の登場シーンはさすがに燃えました。
「1、2、3、ダーッ!」は何回やっても燃えますな。
早耳ムスメ臼田あさ美ちゃんが出てるのにもビックリ、妊娠してました。


第1作目とセットでご覧になる事をお勧めします。

ビー・クール [DVD]
★★★★☆(80点)


ジョン・トラボルタユマ・サーマン競演、ゲット・ショーティの続編です。
映画プロデューサーとなったチリ・パーマーが、今度は音楽業界に殴りこみです。


予想外に良かったです、ジョン演じるチリ・パーマーが隙が無くカッコ良すぎ。
あらゆるピンチをすべて予測して逆に罠にはめていくのは爽快そのもの。
ユマ・サーマンも可愛らしくていいですね、二人のダンスシーンはついついパルプ・フィクションを思い出しニヤリ。


ダニー・デビートがちょい役で出演してたり(って結構この人ちょい役いっぱいあるね。)、あのエアロスミススティーブン・タイラーが本人役で出てたりと、出演者も結構豪華。
その中でも秀逸なのが、俳優志望のちょっとお馬鹿なゲイという役で出演しているザ・ロック
かなりのはまり役です。


あれこれ考えずに観れるこの作品はまさにエンターテインメントですね。

もののけ姫 [DVD]
★★★★★(90点)


今さら紹介も何もないですが。
ジブリ作品は結構観てますが、これが一番好きです。
カリオストロの城ジブリ作品に入れるなら2番ですが。


音楽と映像は素晴らしくマッチしてるし、だらだらとした展開も無く引き込まれるストーリー。
ラストが意外と賛否両論あるそうですが、個人的には納得してます。
主人公アシタカはあの村で山を切り崩しながら生きていくのでしょうか?そしてその度にサンの事を思い苦悩し続けるのでしょうか?


寄生獣という漫画では、人は人の為に生きているのであって、別の動物、そして地球の為なんて言うのは、とてもおこがましいと締めてましたが、きっと悩む事が大事なのかなと。


映画にそれほどテーマとか、監督の伝えたい事というのを考えないオイラも、これほどストレートな表現だとついつい考えてしまいますね。


やっぱりいい映画だと思います。