マシニスト(The Machinist)
★★★★☆(80点)
なかなか良く出来た映画です。
内容は、1年間不眠で、やせ細った主人公が、周りで徐々に起こる不可解な出来事に遭遇。
突如現れた謎の男を追いかけるうちに、その出来事の意味と、真実に辿り着く。
っていうサスペンス・スリラー。
そういえば、「メメント」っぽいなです。
主人公演じるは、バットマン・ビギンズで主人公ブルース・ウェイン/バットマンを演じた、
クリスチャン・ベイル。
この映画ために、30kg近く痩せたそうです。
その演技は、まさに真に迫る勢いで、観ているこっちも不眠症に悩まされているかのよう。
音楽、映像ともに、その効果を最大限に引き出しています。
正直、派手なシーンは皆無、お約束のどんでん返しも、やられた!というより、どんより。
それでも、ラストへの急速に収束していく数分間は、鳥肌立ちまくってました。
DVDには、カットされたシーンがありましたが、無くてよかったんじゃ?ってのがほとんど。
解説で、監督が「大変重要なシーンだったけど、何だか無駄な気がして・・・」に納得です。
秋の夜長、なかなか見ごたえのある映画でした。
タイトルの、マシニスト、「修理工」って意味なんですねー。