ランド・オブ・ザ・デッド

ランド・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット [DVD]
★★★☆☆(70点)


ちょっとしたゾンビブームの中、満を持して登場した作品。
監督は、ゾンビと言えば、のジョージ・A・ロメロさん。


一昔前のゾンビと言えば、食欲旺盛、足と頭がトロイ、ってのが定番。
ところが最近じゃ、足がかなり速い、ダッシュするヤツなんているけれど、今回のゾンビも一味違います。


なんと、ちょっとした感情があります。
頭だけで生きてる仲間(のゾンビ)を哀れんで殺したり、仲間が次々と人間に殺されるのを見て激情したり。
挙句の果てには、銃の扱いを覚え、乱射までします。


ストーリーもちょっと趣が違っていて、冒頭よりゾンビが既に蔓延する世界。
生き残った人間が街を作っているのですが、その中では貧富の差が存在し、金持ちは警備が厳重な塔に住み優雅な暮らし、そうでない人たちはその周りに住んでます。
そして、ゾンビがウヨウヨしてる街中を食料や衣料品、酒やタバコと言った嗜好品を店からかっぱらって、金持ちに売って生計を立ててます。


ゾンビ、金持ち、貧民の三つ巴、特にゾンビたちの一風変わった活躍を楽しめます。