ワンダと巨像 (T_T)


クリアしました。初めてですかね?ゲームで涙ぐんだの。
攻略サイト等、一切見ず、感情移入しながらプレイされる事をお勧めします。

以下ネタバレ

とある国でのお話。
儀式により亡くなってしまった女の子(彼女なんですかね?)の魂を取り戻すべく、
禁断の地へ足を踏み入れる主人公ワンダ、共に旅立つのは友であり、愛馬であるアグロのみ。
神殿に踏み込んだワンダに突如天からの声が・・・
「この地に存在するすべての巨像を倒したのなら、その者の魂、取り戻せるやも知れん。」
ワンダは不思議な力を持つ剣を片手に、アグロと共に巨像討伐の旅に出る。


とまぁこんな感じで始まるわけですが、とにかく世界が広いです、しかもほとんどロード待ち無し!
これはかなりの高ポイントではないでしょうか?
ひとまず、一体目の巨像を倒すべく、目的地へ急ぎます。
壁や岩にしがみつき、どんどんと進んでいくと突如開けた場所に辿り着きます。


!!巨像が現れました。
デカイ、とにかくデカイです。クッパだってマリオの2倍しかないのに・・・(関係ないか)
巨像と言う名にふさわしい、堂々とした出で立ちです。


そこでちょっとした変化が・・・それはBGMです。
それまでは、全くと言っていいほどBGMは流れてませんでした、せいぜい、アグロの走る音や、川のせせらぎの様な、自然の音だけだったのに、巨像が現れた瞬間、荘厳な感じの音楽が流れます。


その音に堰き立てられる様に巨像に近づくワンダ。
突如攻撃してくる巨像、一撃で吹っ飛ぶワンダ、やはりパワーが違います。
すっかりビビッてしまって、近づくこともままならないワンダ、さてどうしたらいいものか・・・
すると天からあの声が・・・どうやら、ヒントをくれているようです。
以降、巨像の倒し方を天の声が教えてくれます、あくまでヒントですが。
一体目に関しては、ふくらはぎを攻撃し、膝を突いた巨像をよじ登り、弱点を見つけることになります。
でもそこは巨像、なすがままではありません。
ワンダを振りほどこうと体をゆすり、頭を振って激しく抵抗します。
ワンダは巨像に必死にしがみつき、何とか弱点を探すわけですが、これがまた難しい。
ちょっと油断すると振り落とされてしまい、初めから手順を踏みなおしになってしまいます。
弱点は、淡い色に光った紋章、そこに剣を突き立てます。
黒い血(のようなもの)を噴出しながら、痛がり暴れる巨像、ちょっと可哀想ですが、手を止める訳にはいきません。
そして、最後の一撃、画面はスローになり、力なく土煙をあげながら倒れる巨像。
哀しげなBGMもあいまって、達成感と共にどこか切ない感情が。
すると、突如ワンダを襲う黒い糸のようなもの、体を貫かれ、倒れるワンダ。
一体・・・?そして画面は切り替わり、神殿へ。
そこで天の声が次の巨像の居場所を伝えてきます。


そんな感じで、合計16体もの巨像を相手にすることになるのです。
マンネリするのかな?と思いきや、これが皆が皆、個性は揃い。
空を飛んでいるやつもいれば、水の中を泳いでいるやつ、硬い甲羅に覆われたやつに、とんでもなく素早いやつ、などなど。
そいつらを、天の声と、自分の発想、そしてアグロと協力して倒していきます、ほとんどマンネリは感じませんでした。
いつのまにやら、自分が神の使いにでもなったかのような気分で、巨像を相手にしてました。
しかし、何故か巨像を倒すたび、ワンダは汚れ、なんだか様子が変です。
一体何なのでしょう?


これはほんとに偶然なのですが、体力と腕力(つかまっていられる時間に関係します)をアップさせる方法(木の実を食べたり、トカゲを食べたり)を知ることが出来、やっきにトカゲ狩りもしました。
知ってるのと知らないのとでは、難易度がずいぶん違うのではないだろうかと思います。


グラフィックもすばらしいです、シームレスと言うか、画面切り替えがほとんどなく、巨像探索から、巨像の発見、そして討伐と、まったく変わらない世界でプレイできます、ストレスもほとんどありません。
たまに海沿いを8代将軍よろしく馬で疾走してみたり、高い丘から見下ろしてみたり、本筋とは違った楽しみ方も出来ます。


そんなこんなでストーリーは進んでいくのですが、最後の16体目になって、突然劇的に進みます。
道中、なんとこれまで共に戦い、何より一緒に進んできた友、アグロが渓谷から転落してしまうのです、ワンダを助けて、とてもじゃないですが、助かるとは思えません。
思わず(T_T)
いつの間にかオイラもアグロが好きになってたようです。
悲しみを抱えつつ、最後の巨像へ。まさにラスボス、最強です。
怒涛の攻撃を避けつつ、何とか倒して、ついにエンディングへ。


ここで、いろんな謎が明らかになります。
ワンダは?女の子の運命は?巨像とは?そして天の声の正体は?
喜びよりも、切なさが大半を占める、いいエンディングでした、ここでも少し(T_T)。
ワンダはこうなると分かっていたのでしょうか?


随分と長々となってしまいました。でも、そのぐらいはまりました。
久しく味わったこと無いっすね、こんな感覚。
2週目があるそうですが、当分は控えようと思います。


これ、映画版にしたらかなりいいんじゃないかな?
前作にあたる「ICO」みたいに、宮部みゆきが本にしたりして。