ママの味〜♪

「週末に届くように送ったからねぇ、わんふに。」


”わんふに”というのは、オイラの生まれ故郷、奄美の方言で、直訳すると”豚の骨”の事。
大体は、そいつを使った料理の事を指します。


オイラの家では豚の肋骨の部分を1週間ほど塩漬けにし、水で煮詰まるほど茹でただけのものを指します。
味付けは最初の塩だけ、何とも原始的で大雑把な料理ですが、これがまた堪らなく美味いです。
余計な味の無い、何ともいえない独特な豚肉の風味が楽しめます。
お酒や生姜などを使って、臭みを取るところもあるそうですが、そうしてしまうと、一気に普通の豚料理になってしまいます。
もったいない!


今はそうでもないでしょうが、かつては、年に一度だけ、豚を絞め、塩漬けにして一年かけて食べたそうです。
オイラは実家に帰る度、必ず食べます。
作ってみたいのですが、いい肉(豚の骨付きの肉)がなかなか無いんですよねぇ。


お正月、おいらと過ごす予定のある方、お持ちしますので、楽しみにしててください。
うーん、早く食べてぇ〜。